代表インストラクターより

 当会では、ストライク・テクニック(打撃技)を中心に活動を行っています。格闘技術をスポーツとして楽しむこと、自己防衛(セルフ・ディフェンス)として活かすことの両輪に主眼を置き、身体能力向上、自己開発、精神修養のためのライフワークとして取り組んでもらえることを目的としています。

 基本技を学び、ミット打ちやサンドバッグ・トレーニングで、当てる感覚を身に付けます。続けてインストラクターとのスパーリングで、実際に動く相手との攻防感覚を養います。技が次第に練成され「速さ・重さ・正確さ」が向上し、「戦略・戦術」を研鑽していきます。技は、知っているだけでは不十分であり、実際に活かせなければ意味がありません。個人ごとに身長や体重も異なりますので、自分自身に合った、最も効率的な身体操作を目指して、無駄な動きを少しずつ洗練させていきます。

 私自身は、1995年頃(10代後半の頃)から格闘技に親しみ、日本拳法(にほんけんぽう/日本発祥)、跆拳道(テコンドー/朝鮮発祥)、Muay Thai(ムエタイ/タイ王国発祥)を同時期に学びました。闘う技術という点では共通していますが、それぞれの技術体系や、試合ルールによって発達している技や特徴が異なることに興味を惹かれ、練習と試合出場を継続したことが、多角的な視点を持つためのベースとなりました。どのような気付きを得ることができるのか、その一端をご紹介いたします。(どの格闘技も素晴らしい技術体系であり、良い・悪いを述べることではないことをご了承ください。)

 日本拳法は、総合スタイル(打・極・投)ですが、試合時は顔に鉄面を装備するため、ハイキックをヒットさせると自分の足も負傷するケースもあり、自ずと使用する蹴技の技術が制限される傾向にあります。その反面、相手の顔面へ最短の軌道で打ち込むための、直突き(ちょくづき)と呼ばれる縦拳でのストレート・パンチが発達しています。

 跆拳道は、蹴技に特化していて、近年オリンピックでも紹介されたように「足のボクシング」とも言われるほど、蹴技が高度に発達しています。試合ルールにおいては、拳技よりも蹴技のポイントが高いため、拳技が制限される傾向にありますが、その蹴技の種類・蹴技のコンビネーション・蹴技によるカウンターテクニックなど、その立体的で変化に富んだ蹴技は、他に類を見ない多彩さと、スピードを持っています。

 日本拳法と跆拳道の試合ルールになく、ムエタイでスタンダードな技術は、下段蹴り(ロー・キック)と、肘技(ヒジ)でした。下段蹴り(ロー・キック)は、フルコンタクト空手、キックボクシング、総合格闘技などでもスタンダードな技術です。一方で、肘技(ヒジ)はより危険であり、試合では禁止されている格闘技・武術がほとんどです。ムエタイ以外の試合では、あまり採用されていないのが現状です。

 また、日本拳法とムエタイでは、ヒザ蹴りも試合で認められています。特にムエタイでは、立った状態で相手の首を固定して、ヒザ蹴りを打つ技術が発達しています。対して、日本拳法は総合スタイルなので、首を捕らえた場合、選択肢にヒザ蹴りもありますが、首投げという投げ技への移行、そして投げ倒した相手に打撃を加えたり、関節技を極めて制することも行います。

 このように、ひとつひとつの格闘技に特徴があり、素晴らしい学ぶべき技術がたくさんあります。その後も、多くの格闘技や武術を学びました。(ボクシング、空手(伝統派・フルコンタクト系)、中国武術(太極拳・形意拳・八卦掌・八極拳)、柔術、合気道、カポエイラ、ナイフ術など。)

 1998年頃には、神奈川県で武術交流会を主宰して、異なる格闘技や武術に取り組んでいる方々と、月に1回の共同練習も行っていました。ここで、共同主宰をしていた石井順(いしいじゅん)氏について触れておきたいと思います。石井氏は、当時インディーズ・バンド(CANARY/Drums:JUN)で花形のドラマーであり、定期的なライブ活動も行いながら、格闘技にも取り組んでいました。彼には、パーソナル・トレーニングの依頼を受け、週に2回の指導を行っておりました。彼は努力を惜しまず、1999年には、広島で行われた跆拳道の中国四国大会で見事に優勝を果たしました。石井氏には、パーソナル・トレーニングの継続かつ、闘法体系化のためのスパーリング・パートナーとなっていただき、技術研鑽に尽力いただきました。その後、私は福岡へ移住しまして、2005年より正式に「実戦闘法プロテクティヴ・アーツ」として会を開き、現在に至っております。(福岡へ移住する際、武術交流会は解散しましたが、その後、石井氏は鎌倉で「ホワイトファング」というチームを開かれ、新空手交流大会で幾度も成績を残されました。文中ではございますが、2006年に不慮の事故により急逝された、創始の協力者でもあった石井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。)

 私達は、先人の方々の恩恵により、戦争のない平和な日本に生かされています。当会でいう「実戦」の意味は、もちろん戦争など対象としておりません。ただし、平和な日本とは言いつつも、一部では学校における「いじめる・いじめられる」という悲しい出来事や、対人関係トラブルによる暴力事件、無差別に自分より力の弱そうな人を狙った傷害事件など、日々のニュースで次々に目にする時代です。無くすことはできませんが、少なくとも目の前で起こることがあるならば助けたい、そのように思います。今まで学んだこと、研鑽したことを、同じ気持ちを持つ人へ伝え、助ける心と技術を持った人が少しでも増えて欲しい、そのように思います。



実戦闘法 プロテクティヴ・アーツ
代表インストラクター 小野

公益財団法人日本スポーツ協会
公認スポーツリーダー
認定番号211N001002415

公益財団法人福岡市スポーツ協会
福岡市スポーツリーダーバンク登録指導者
認定番号21-00093

<加盟団体>
全日本総合空手道連盟
日本伝統道振興会

個人情報の取り扱いについて

Protective・Arts(以下「当会」)は、下記のとおり個人情報保護方針を定め、個人情報保護の仕組みを構築し、個人情報保護の重要性の認識と取組みを徹底することにより、個人情報の保護を推進いたします。

(個人情報の管理)
当会は、関係者各位の個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス・紛失・破損・改ざん・漏洩などを防止するため、セキュリティシステムの維持・管理体制の整備等の必要な措置を講じ、安全対策を実施し個人情報の厳重な管理を行ないます。

(個人情報の利用目的)
関係者各位からお預かりした個人情報は、当会からのご連絡・業務のご案内やご質問に対する回答として、電子メールや資料等のご送付に利用いたします。

(個人情報の第三者への開示・提供の禁止)
当会は、関係者各位よりお預かりした個人情報を適切に管理し、次のいずれかに該当する場合を除き、個人情報を第三者に開示いたしません。

・本人の同意がある場合
・本人が希望されるサービスを行なうために、当会が業務を委託する業者に対して開示する場合
・法令に基づき開示することが必要である場合

(個人情報の安全対策)
当会は、個人情報の正確性及び安全性確保のために、セキュリティに万全の対策を講じています。

(ご本人の照会)
関係者各位が本人の個人情報の照会・修正・削除などをご希望される場合には、本人であることを確認の上、対応させていただきます。

(法令、規範の遵守と見直し)
当会は、保有する個人情報に関して適用される日本の法令、その他規範を遵守するとともに、個人情報保護方針の内容を適宜見直し、その改善に努めます。

実戦闘法 プロテクティヴ・アーツ